全国発リーガルジャパン弁護士ブログ

受任事件が偏る不思議

Posted : 2014/07/28

 弁護士として仕事をしていて思うことは、その時々で一時的に、受任事件の種類が偏る傾向があることです。

 以前私の知り合いの先輩弁護士は、離婚案件を上手く片付けてあげたら、依頼者が大変喜んで、その後離婚したがっている友達を何人も紹介してくれたため、しばらく離婚専門事務所みたいになってしまったと話していましたが、そのようなご紹介を受けて同種事件が続くことはあります。
 しかし、どちらかといえば、私の場合、1つのジャンルの案件が入ると、全然別のルートから同じジャンルの相談をご紹介いただくことが多いです。全く非科学的ですが、特定のスイッチが入るというか、何かしら運気みたいなものが活性化されて、同種事件を呼び込むパワーが働くのかな…と真面目に思うことがあります。

 これまでにも、急に遺産分割のご依頼が続く年や、妙に交通事故のご相談が続く年がありましたが、最近は顕著に医療過誤事件のご依頼が増えてきました。それらの事件の専門を謳っているわけではないので、このように事件の種類が一時的に偏ることは本当に不思議です。

 医療過誤案件は、患者側と医師側両方を何度か経験しましたが、やはり常に難しさを実感します。
 当然ですが、医療過誤は最も専門的な案件の1つで、患者側の場合、ほとんど素人がプロに喧嘩を売るようなものですから準備に苦労します。
 私は、司法修習時代に、医師への質問が医学的に噛み合わなくて、医師から、もう少し勉強してから質問した方が良いですね…と嫌みを言われている弁護士の証人尋問を見たことがあります。いわゆる医師の説明義務違反などではなく、治療が適切か否かなど、専門的な医学的評価を争点とするなら、かなり掘り下げないと医師に尋問をすることは難しく、そのためその医療分野だけ、妙に医学的な知識に明るくなることがあります。

 最近も数件の医療過誤紛争が始まりましたから、この夏は忙しくなりそうです。




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