全国発リーガルジャパン弁護士ブログ

最近の裁判所建物の雑感

Posted : 2013/01/29

  弁護士の木下です。

  先日、津地方裁判所四日市支部に行く機会がありました。昨年末に提訴した裁判の第一回期日だったのですが、私は、この裁判所はもちろん、四日市の街に降りることも初めてで、どんな建物の裁判所で、どんな街の雰囲気なのか、とても興味がありました。
  四日市というと、失礼ながら子供の頃に授業で習った「四日市ぜんそく」という公害のイメージしかなかったのですが、駅を降りると、なかなか綺麗な街で、よく整備された歩道の広さが目につきました。
  裁判所には駅から徒歩数分で着きましたが、その第一印象は、「綺麗」、「小さめでかわいらしい」というものでした。駅を降りたときの街のイメージと同じもので、建物は比較的最近立て直したのだろうと思いました。
  最近はこういう感じの綺麗な建物の裁判所がすごく増えましたね。私は、昨年までいくつかの支店事務所を構えていた関係で、他の弁護士に比べると、仕事で全国各地の色々な裁判所に行っている方だと思うのですが、私の知ってるところですと、小倉支部とか呉支部のイメージに近い建物でした。

 

  登録後10年くらいまでの若い弁護士には余りピンと来ないかもしれませんが、私が弁護士になった頃は、各地の裁判所はどこもかなり老朽化しているものが少なくありませんでした。
  大阪でいうと、堺支部、岸和田支部という二つの支部は、相当古くて、廊下やトイレはかなりの年代物の雰囲気を醸し出していました。また、大阪家庭裁判所の本庁は、増築したときに段差が残ってしまったのか、増築前後の建物の階層が半分くらいずれているユニークなものでした。そのため、階段で移動するときに、新館と旧館で階層の感覚が分からなくなって、目的の部屋にたどり着けなくて、迷ってしまうことがよくありました。とても懐かしいです。
  さらに裁判所ではないですが、私達が司法修習生のときに利用させていただいていた大阪地方検察庁の別館の建物の年季も筋金入りで、エレベーターががくんがくん大きく揺れながら昇降を開始したり停止したりするので、司法修習生の間でも、この建物は絶対にヤバそうだと囁かれていました。この別館は、公道を挟んだ本館と渡り廊下でつながっていて、被疑者の取調べ修習の後、起訴するための決裁をもらうには、延々とこの渡り廊下を歩いて、本館の部長検事に会いに行ったものですが、かなり古かったので、阪神淡路大震災のときに、この渡り廊下が崩れなかったことには、皆が驚いていました。
  これらの堺支部、岸和田支部、大阪家庭裁判所本庁、大阪地方検察庁の建物は、全てここ10年前後の間に取り壊されて、現在は新しい建物に立て替えられています。ちょうど公共の建物が老朽化してきて、そのような取り壊しの時期が重なったのでしょうね。
  建て替え後の新しい裁判所はたしかに綺麗で快適ですが、どこか無機質で風情がない気もします。

  私は、プライベートの旅行先などでも、ついつい裁判所があると寄り道して、立ち寄って外観を眺めてしまうことが多くて、これは完全に職業病みたいなものですが、これからも色々な裁判所を訪れる機会があることを楽しみにしています。




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