全国発リーガルジャパン弁護士ブログ

雇止めについて

Posted : 2012/10/29

札幌の柴田です。

雇止めとは,会社が、契約社員やパート従業員など,有期雇用契約で雇用している労働者を,契約期間満了時に契約更新を行わずに契約を終了させることをいいます。

有期雇用契約で雇用している場合,契約期間が満了すれば,契約は当然に終了しますので,契約期間が満了した労働者を雇用する義務は会社側にはないのが原則です(ただし,労働者が契約期間満了後も労働を継続し,会社側がこれに異議を述べなかった場合には契約が同一の条件で黙示に更新されたものと推定されますので,会社側としては,この黙示の更新を回避するために,契約を更新しない旨の意思表示を労働者にする必要がありますが。)。

もっとも,有期雇用契約が何度も更新されてきた労働者には,次回も契約を更新されるだろうという期待があり,それを保護する必要があると認められる場合には,有期雇用契約の更新拒絶は,期間の定めのない契約における解雇と実質的に異ならないとして,期間の定めのない契約における解雇法理が類推適用され,更新拒絶の適法性は厳格に判断されることになります。

以上のように,有期雇用契約の労働者に対する更新拒絶も,一定の要件をみたす場合には,違法とされる余地はありますが、有期雇用契約の労働者が更新拒絶されないことへの期待は,終身雇用の正規従業員が解雇されないことへの期待と比べて差異がありますので,解雇の適法性よりも更新拒絶の適法性の方が若干緩やかに判断されることになります。




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