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ボスマン判決について(サッカーネタです!)

Posted : 2012/09/28

札幌の塚谷です。

最近,日本人サッカー選手の海外での活躍はすごいです。私は特にドイツで活躍する宇佐美選手が好きなのですが,彼のプレーで印象的だったのは,確か17歳以下ワールドカップの対ブラジル戦,ブラジルの選手に囲まれながらもスルスルドリブルで抜いているシーンです(そのとき,ブラジル代表には,今をときめくネイマールがいましたが,彼以上に目立っていました。)。

そんな,宇佐美を含む日本人選手が多数活躍する欧州サッカーですが,実はある判決が出るまでは,選手は契約満了後も前所属クラブの同意がないと移籍はできませんでした。しかも,前所属クラブは移籍先のクラブに移籍金を要求することもでき,選手が自由にクラブを変えることがなかなかできない状況にありました。

そんな中,ジャン・マルク・ボスマンという選手が,自身の移籍に関して前所属クラブを相手取って訴訟を起こし勝訴し,その後はUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)を相手取って訴訟を起こし,これにも見事勝訴します’ボスマン判決)。その結果,契約満了後の移籍の自由化が認められることになりました。

この結果どうなったかというと,いわゆるビッグクラブがスター選手が集中する事になり,各国リーグの実力差が顕著になってしまいました。選手としては,強豪チームに行けば自分の実力を試すことも出来ますし,素晴らしい舞台でプレーも出来ます。何より,給料がいいです。強豪チームも,順位を維持するために,スター選手を獲得したい。両者の希望が合致して,次々にスター選手がビッグクラブに移籍していきました。

これをもって,欧州サッカーは面白くなくなった,と言われることがあります。しかし,そもそも選手をクラブに縛り付けることはおかしいと思いますし,スター選手ぞろいのビッグクラブを,小規模なあまり有名ではない選手しかいないクラブが打ち負かす様は,サッカーをとても面白くします。そして,そのようなことは結構あるんです。

名の知れていない選手の,こいつに勝っておれが有名になってやるというモチベーションは,ときに能力以上の力になりますし,スター選手の,追われる立場にあるという意識は,やはりモチベーションにつながります。メッシがどんなときでも貪欲にゴールを狙い,どんな試合にも出場しようとするのは,まさにこの好例ではないでしょうか。

ボスマン判決以後,サッカー界自体は過剰にビジネスの要素が入ることになったのでしょうけど,個々の選手にとっては,自分の行きたいクラブでプレーする機会が増え,より向上しようというモチベーションをもちやすくなったのですから,サッカーを楽しむ側としては,とても好ましいことだと思っています。宇佐美選手も,いずれはビッククラブに行くでしょう(実は昨年はバイエルンにいました。)。そこで壁にぶちあたり,さらに成長していけば,いずれは,日本をワールドカップ優勝に導く選手になってくれるのでは,と期待しています。




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