全国発リーガルジャパン弁護士ブログ

プライミング記憶って何?

Posted : 2012/09/05

札幌の塚谷です。

最近,記憶に関する本を読んだのですが,その中で面白い記載がありましたので,今回はそれについて。

記憶というのには,専門的には色々な種類があるようで,まずは「感覚記憶」「短期記憶」「長期記憶」という,記憶の保持時間の長短による分類があります。「感覚記憶」とは,見たり聞いたことを一瞬で覚えるもので,「短期記憶」は30秒から数分で忘れるものです。

「長期記憶」は,さらに細分化されて,エピソード記憶・意味記憶・手続記憶・プライミング記憶,に分かれます。エピソード記憶は個人的出来事の記憶であり,意味記憶は一般的知識についての記憶,手続記憶は体で覚える物事の手順についての記憶をいいます。

この最後の,プライミング記憶というのは,割と最近発見されたもののようで,簡単にいうと,「前に入力されていた情報が,その後の情報に影響を与えるような記憶」です。

たとえば,「アンパンマンをテレビでみた。アンパンマンは大変だと思った。だってアンパンマン自身の顔を与えないといけないんだもの。それでもみんなのために頑張るアンパソマンは,えらい。」という文章があったときに,最後のアンパンマンの部分だけ,アンパソマンになっていますが,これをアンパンマンと呼んでしまう人もいると思います。これは,前に出てきた「アンパンマン」という情報を記憶しており,自分の意識よりその記憶のほうが先に文字を認識してしまうことから生じるためです。

このような,プライミング記憶というのは,文章を読む際等は気を付ける必要がありますが,役に立つこともあって,速読をする際にはとても有効的だし,記憶が必要な際の勉強法としても活用されているようです。また,いろいろな物事を関連させて想起する事が出来ますので,派生的に知識を広げるのにも役立つようです。

おそらく,多くの受験経験者が,このプライミング記憶の恩恵に与っていることになると思います。かくいう私も。プライミング記憶,ありがとう。




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