全国発リーガルジャパン弁護士ブログ

派閥の力

Posted : 2012/05/31

東京事務所の加藤です。

東京は昼間は暑く,朝晩は肌寒い気候となりました。
鹿児島ではそろそろ梅雨入りかと言うところのようですが,東京はまだまだ晴れの日が多く,梅雨入りの感はありません。
もっとも,今週はゲリラ豪雨のような局所的な激しい雨が2日連続で降ったりと,寒暖の空気の入れ替わりが激しいようです。

さて,明日は私が所属する東京弁護士会内の派閥の総会があります。
私は東京弁護士会最大の派閥に所属しておりますが,同派閥では会員数があまりに多いので
その中で12の部に分かれ,基本的な活動は各部で行うことを前提とします。

具体的な活動と言うのは,新人弁護士に対するフォローや各種企画が日常の活動ですが,
日弁連総選挙の際の標固めという機能も否定できません。

日弁連の会長は東京と大阪の各弁護士会がそれぞれ交代で選出するのが慣例となっているとの指摘があります。
この指摘は、主として選挙が「派閥選挙」となり本来の機能を果たしていないという、批判的な指摘です。

しかし、派閥の存在意義の一つには
選挙において当選者を出せること、ひいては政策決定能力および政策実行能力がことにある
といったようなことを以前橋下大阪市長が述べていたと記憶しており,私も個人的には同調します。
民主主義的な選挙制度過程を考えれば、本来は投票の際には個々の意思、見解に沿って判断されるべきものですが、
選挙者が膨れ上がった中での選挙では個々人では政策実行が困難であり、民意の集約のためにも弁護士会内の派閥は必要なものだと認識しております。

もっとも、派閥が絶対必要的なものであるとまで考えるものではなく、
個々の弁護士が政策等について考え議論をし、
よりよい政策を決定、実行できる手段があるならば、
派閥形成にこだわる必要はないのでしょう。

逆に、派閥自体が上記目的のための手段に過ぎない以上、目的を失わない限りで、派閥の弊害と指摘されるものを除去していくことも可能なはずです。

今年行われた日弁連会長選挙では,現職の宇都宮弁護士を抑え派閥推薦の山岸弁護士が当選しました。
派閥を肯定するか否かというような論調もありましたが、
あくまで考えられるべきは、当然ながら、直面しているもろもろの問題に対して
どのような解決を提示し、実行していくかです。

選挙の際に(正確には前回の選挙のときから)派閥の弊害を大きく取り上げられた上で形成される執行部が、
それらの問題も含めてどのように組織を運営していくのか、一弁護士として期待して見たいきたいと思っております。




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