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生活保護と親族間の扶養義務、そして14位

Posted : 2012/05/25

こんにちは、最近いいことがあった呉事務所の相川祐一朗です。

 

さて、人気芸人の母親が生活保護を受給していたことで、ついに謝罪会見まで開くことになってしまいました。

認識が甘かった、とか発言がさらに批判を呼んでいる節もありますが、今回の問題点はどこにあるのでしょうか。

そもそも生活保護は、憲法25条の保障する生存権を具体化するものとして、最低限の生活を送るために支給されるものです(生活保護法1条)。

したがって、人気芸人の母親が生活に困窮しているのであれば、保護をうけることは権利として認められているものであり、何ら問題はありません。

しかし、同法4条2項では、「民法に定める扶養義務者の扶養及び他の法律に定める扶助は、すべてこの法律による保護に優先して行われるものとする」と定めており、親族が扶養することができる場合には、生活保護でなく親族間の扶養により支えられなければならないことになります。

今回は、人気芸人が援助できるのであるから、生活保護ではなく扶養によるべきだったのではないかということが問題となっているということですね。

本人の会見によれば、 受給自体は十数年前からということですが、当時は人気もなかったということで、自分の生活で精一杯で母親を扶養することはできなかったということでした。
5~6年前くらいから仕送りをするようになり、受給額の減額をしていたということですが、受給自体は続けていたということのようです。

生活保護法上、仕送り等で生活費が賄えるようになった、もしくは経済状況の改善があったという事情があれば、保護を必要としなくなった場合として保護を打ち切ることになっています(26条)。
今回も、仕送りができるのであれば、本来保護を必要としなくなった場合として打ち切らなくてはならなかったのではないかということですね。

また、不正に受給したもしくはさせたということになれば、3年以下の懲役または30万円以下の罰金という刑事罰まであるので(85条)、実は道義的な問題にとどまらない大きな問題なのです。
本人がしきりに考えが甘かったと言っているのは、不正の認識がなかったということを言おうとしているのではないかと思いますが、これがまた批判を集めてしまっていますね。

一方で、役所は何をしていたのかという批判もされています。
役所がしっかり調べて打ち切っていればよかったのではないか、たしかにもっともな意見です。
役所と相談していたので、何も言われなかったので、芸人も会見でこのような発言をしていました。
たしかに、受給者一人に担当者が一人ついていれば、事情の変化も把握しやすいと思いますが、現状は一人で何十人、場合によっては100人近くを担当しているようで、なかなか期待されるような指導ができない状況にあるようです。
こうした現状からも、受給者一人一人の意識が大事になってくると思います。

ただ、受給当時困窮していたことは間違いないようなので、受給そのものを批判する流れになってしまわないようにしなくてはいけませんね。
あくまで、仕送りができるようになった段階で受給の見直しをしなかったことについて問題があるのではないかということだと思います。

 
 
 さあ気分を切りかえて!

14位。

何かわかりますか?
わかったあなたはかなりの事情通。

そう、梅ちゃんの暫定順位です!
想像以上のロケットスタート。
ここまで来ることを数年前に誰が想像したでしょうか。
怪我、休養、リハビリ、復帰後の我慢の時期。
よく我慢して前に進み続けたなと思います。
つらいときでも前向きにがんばる梅ちゃんの姿に、何度元気をもらったことでしょう。

ブログで、素直にうれしい気持ちを表現した梅ちゃん。
そこまで総選挙のことは一切書いていませんでした。
プレッシャーもあったでしょう。総選挙で毎年上昇してきていたのですから。
もしそれが止まってしまったら。不安もあったことと思います。
まだ途中経過とはいえ、よかった。その一言ですね。

開票まであと2週間弱。
最終的な順位がどこになるかはわかりません。
しかし、前を向いて進み続ける以上、梅ちゃんに吹く風はすべて追い風になるはずです。
6.6武道館、今年はテレビ中継もあり目が離せません。




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