全国発リーガルジャパン弁護士ブログ

「反哲学入門」

Posted : 2012/02/10

札幌の塚谷です。

今回は,「反哲学入門」木田元著,について。ただ,内容について正直良く分からない部分があるので,序盤を読んだ感想程度で。

哲学は,結論が出ない事柄について,悩み続けることだと単純に思っていました。時間やら,生きていることやら,死ぬことやら,何やらよくわからないものについて。でも,この本によると,どうもそんな単純なものではなさそうです。

まず,哲学とは,生命とか,死とか,「存在するものの全体」について,それがなんであるのかを解明することであるとします。その,「存在するものの全体」を差し当たり“自然”と表現すると,その自然よりも高次の概念,超自然的な存在を観念しなくては自然は語れないことになります。それは,神とか,理性とか,精神とか。キリスト教などととても親和的です。

これに対して,このような超自然的存在を否定して,自分の周囲にある自然を肯定する考え方があります。これは,自分が自然の中にすっぽり包まれていると考えるわけですから,先ほどの哲学とは前提が異なるため,『反哲学』になるというのです。なるほど。

このように考えると,自然をより身近な存在であり,我々は自然の一部であるとみてきた日本は,超自然的な存在という発想(=哲学)があまりなじまないお国柄なんでしょう。

「で?」という話なんですが,私の中ではどうも日本が哲学と上手く結び付かなかったので,それで腑に落ちた気がしたんです。自然を上回る概念を観念するというのはどうも不自然なことだなー,と思うことが,そもそも反哲学的な思考をしているんでしょうね。




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